私はこの世の全てを憎む!
先日読んだ「鬼頭莫宏著:ぼくらの」が面白かったので、「なるたる」の方も読んでみたんだ。
おかげで土曜日は午後が全部潰れたよ。それにしても最後辺りは…全員狂って死ぬか、狂った人に殺されるかどっちかなんだな…。
この作者、脳みそ餓物故割れてる。
ただ、天才と狂人は紙一重というし、それが良いという人もたくさんいるんだよな。
俺とか。
アニメや漫画の解説はググればいくらでも出てくるので、
ここでは各巻のカバーに書いてある作者の一言を引用してみよう。

【1巻】
・月並みですが、このマンガにたどりつけたのは、多くのモノや人々のおかげです。
 この場を借りて、世界を彩る全ての人と、そしてモノに、肯定と否定の気持ちをもって感謝します。
良いものも悪いものも感謝の気持ちを忘れないってことかな?うーん、最初からトンでるな…

【2巻】
・こういうことをやっていて「良かった」と思うことのひとつに、
 「ゴハンを食べられるありがたさ」を実感できる、ということがあります。
 「当たり前だ」と思っていたそれは、「当たり前」ではなかったのです
なかなかできた人です。給食代をケチる親に聞かせてやりたい。

【3巻】
・3巻です。前作よりも遠い到達点です。
 人はこんなにも刺激的であることさえ、なにげに慣れてしまうものなのですね。
夢中で作品を作っている時というのは、後ろを振り返らないんでしょうね。

【4巻】
・少年少女に「死の匂い」を感じるようになりました。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

【5巻】
・家庭、学校、地域での教育に一番欠けているもの。それは「死」の教育ではないでしょうか。
 子供のうちから「自分はいつか必ず死ぬ」そう言う意識を持たせる教育。それはとても重要なことだと思うのですが。
おお!昨今の自殺ブームを予言していたかのような!さすがというか…仰る通りです。

【6巻】
・いじめ問題は難しいです。人間が、他者との比較の中で自分を位置づけする動物である以上、
 いじめをなくすことは不可能、だと思っています。
 そういう意味において、まず問題にされるべきは、いじめをする人間、ではなく、
 それを相談する相手にならない親、周囲の人なのではないでしょうか。
鬼頭先生、これ書いたの2000年なんですよね。そして現在ですらこのことに気づかない人多数…悲しいことです。

【7巻】
・実際、自動ドアやエスカレータは無くしてもいいんじゃないかと思います。
 それを必要としていた人には周りが手を貸すよう心掛ければいいだけの話なので。
んー…ちょっと良く解らないです。えっとできるだけ自分の足で歩けってことかな?

【8巻】
・「差別用語」。「差別用語」を禁じることで問題は解決できるのでしょうか。言葉が差別をしているわけではありません。
 そこに、その意味を付与しているのは、人間の意識なのですが。
差別が起こった理由や歴史をよく読み解かないと、差別解消が特別待遇になることもある、アレとかソレとか。

【9巻】
・「みんなといっしょで、みんな違う」
 そのことさえ解っていれば、差別問題も減ると思うんですけど。
価値観の押しつけは衝突と軋轢しか生まない。これが空気読むということ。

【10巻】
・一人一人に自分の「神様」それ以外の神様は要らないと思います。
 自己批判と変革のできない神様とは、そろそろ縁を切る時間です
自己批判はアレだけど、変革が全然できてませんwwwサーセンwww
宗教へのアンチテーゼも含まれているような…鬼頭先生逃げてーーーー

【11巻】
・他人と比べて、自分にないモノを数えるのも悪くはないですが、
 自分がどれだけのモノをもっているかを数えてみるのも悪くないもんです。
 以外と多くのモノを持っていて、びっくりします。
上も下も見たらキリがないです。が、そうはいっても他者との比較の中で自分を位置づけする動物が人間、なはずだが。

【12巻】
・「かけがえのない命」そんなモノに救いを求めても先には進みません。あなたがいなくてもたいして困りません。
 自分がいなくても、まったく困らないでしょう。
 だからこそ、無くてもよい存在だからこそ、がんばるのだと思うのです。
おーう、意見が一致したぜ。自分の存在さえ無意味だからこそ、自由というもんがあるんだよな。
宇宙は無意味に生まれ、人間も無意味に生まれ、全て無意味に死ぬ。

さあ、明日という白いキャンパスに、何を描いていこうかなあ。アイキャンフラーイ。

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